(死ぬまでは)健康に生きる〜トレーニングとお金まわり

飲酒が癌の発症リスクや死亡リスクを高めることはデータではっきりと示されてしまったようだ。飲めば飲むほど癌になりやすく、死に近づくということだ。個人差はあるだろうが統計データではそうなる。飲酒量が少なければリスクもすごく高いということではなさそうだが、私はその枠には入らないだろう、残念ながら。
では、酒をやめるか!?・・・いや、それはない。浴びるほど飲み続けて早死したいわけではない。癌になって仮にドクターストップがかかったらやめるかもしれない。しかし、健康でいるうちは酒を楽しみたい。食事を、人生をエンジョイするのに自分には必要だから。

トレーニング

ではどうやって健康状態を少しでも維持するか。食事、睡眠、運動、いろいろあるが、10年ほど前から気をつけているのは基本的なからだの構造のことだ。
50代にさしかかったころ、健康に生き続けるには動き続けられないといけないと思った。人間は動物。動物というくらいだから動くのが前提。動けなくなると弱くなる。そう思って自分のからだを見てみると、きゃしゃというか、やや貧弱だと思った。動き続けるためにまずは筋肉・筋力をつけようとスポーツジムに通いはじめた。やがて加圧トレーニングなるものに出会った。さらに、初動負荷トレーニングというイチローや山本昌らで有名なトレーニング方法の本を読み、そのトレーニング器具をそなえたジムにも行くようになった。
加圧トレーニングは短時間のトレーニングで筋肉がつく。時間が短いから通いやすく、継続することができた。筋肉は徐々についてきた。一方、からだの固さも前から気になっていた。昔から首、肩、腰のコリがひどい。筋肉も柔軟な方がいいし、からだのバランスも大事だ。そう思って調べているうちに初動負荷トレーニングに出会った。このトレーニングも効果があったが、一番は自分のからだの動きやつくりに関心が向いたことだった。

健康コストと生命保険

さて、トレーニングはいいが問題はジムにかかるお金だった。
加圧はパーソナルでそこそこかかる。複数のジムに行くからなおさらお金がかさむ。サラリーマンも辞めていたので固定費は下げておきたい。健康のための費用は必要なお金だと思うし、はてどうしたものか。するとはたと気づいた。生命保険(医療保険)も見ようによっては健康関連コストだ。健康なら医療保険の必要度も下がる。たいがいの治療は健康保険がきくし、日本には高額療養費制度もある。入院期間ももっと短くなるかもしれない。そう考えて医療保険をやめた。ちなみにいわゆる生命保険(死亡保険)は終身のものに入っていて保険料の支払いは終わっている。
医療保険はもう少し歳をとったら再考しようかと思っている。高齢化がさらに進めば加入できる年齢もあがるだろう。保険料は高くなるだろうが、加入期間が短ければ総額は抑えられる。加入できるとして問題は自分のからだの状況を見てどのタイミングで加入するかだ。それが見極められるか。はたまた遅きに失するか(笑)。まあ、それも人生のスリルだ。

トレーニングにかかる費用もその後見直した。
トレーニングを何年か続けるうちに、ジムでトレーニングをする感覚がからだに馴染んできた。筋肉もそこそこついた。別にマッチョになりたいわけではない。特別なにかのスポーツをやりたいわけでもない。自分のからだや体型に適した筋肉がつき、からだを支え、不自由なく動かせればいい。
加圧トレーニングは月に4回通っていた。3万円近かった。初動負荷トレーニングのジムも月に1万円以上かかっていた。どうしたものか。ついた筋肉量と筋力や柔軟性を維持するにはこうしたジムに通い続けなくてもいいのじゃないか。いろいろ試しながら、今はパーソナルなジムに月2回、筋トレもあるが、からだのコンディショニングで動きを整えたり、自分でトレーニングやストレッチをするときのポイントを学んだりしている。そこに行かない週は自治体の健康センターで1〜2日自分で筋トレをしたり健康エクササイズに参加したりしている。こちらは1日400円である。費用は3分の1程度になった。
通い慣れたジムを辞めるのは少し抵抗があった。トレーナーとの関係もあるし、その場所に定期的に通うことが生活のリズムになっていたからだ。それを崩すことへの抵抗感や、違うリズムを自分で維持できるかという心配があったように思う。しかし、いろいろ試すうちに新しいスタイルができて生活のリズムになってきた。変化をつけるとはこういうことかなと思ったりもする。

次の健康施策

来年は次の健康施策にトライしたいと思っている。
電動アシスト自転車を購入して、都内のいろいろなスポットに行ってみることだ。電動アシストでなくスポーツタイプの自転車のほうが体力の維持・強化にはいいかもしれないが、10キロ、20キロを移動するとなると続けられるかどうかやや心配がある。坂も多いだろうし。今のところ電動アシストにして、坂以外はアシストなしで漕いだらいいのではと想像している。
都内のあちこちを回って路を覚えたい。そして、行く先々でこれはと思う風景を見つけてスケッチもしてみたい。自転車でのスケッチ行だ。広重ばりの江戸百景をめざそうか(笑)。